一般社団法人AIガバナンス協会(AIGA)は、会員企業による座談会を経て、2026年6月に「Frontier Topics『AI in HR』採用・人事労務領域におけるAI利活用状況 座談会サマリーレポート」を取りまとめ、公表しました。
AIGAでは、AIガバナンスナビや「いつの間にか」AI実態調査、Monthly All Hands、Meetup、AIGA Standup、AIGA Spotlightなど、多様な会員向け企画を展開していますが、その一環として、特に最先端の技術・社会動向に紐づくAIリスク関連トピックを取り上げる“AIGA Frontier Topics”を実施しています。
今回はその第一弾として、「採用・人事労務領域におけるAI利活用状況」をテーマに、一括採用を行う企業を中心に業界横断的な座談会を2回にわたり開催しました(のべ9社、約25名が参加。金融、通信、IT、メディア系企業、AIサービス開発企業、人材会社など幅広い業種が参加)。
本レポートでは、募集から書類・テスト選考、グループディスカッション・面談、最終判定に至る各プロセスのAIユースケースを整理するとともに、導入による効率化・高度化の効果、法令対応上の論点、さらには求職者側のAI利活用スキル向上に伴う書類選考のあり方の再検討など、座談会で挙がった論点を取りまとめています。
特に、AIによる評価項目の言語化・可視化が面接官間の暗黙知の共有や評価の一貫性向上につながっている一方で、HITL(Human in the Loop)対応に伴う確認工数の新規発生や、個人情報保護対応としての匿名化処理といった新たな実務課題も明らかになりました。AIGAでは、こうした実態と論点の可視化を通じて、採用・人事領域におけるAI活用とガバナンスの両立に向けた一助となることを目指しています。
公表したサマリーレポートの全体版はこちらからご覧いただけます。
【座談会の概要】
- 実施時期:2026年5月
- 実施方法:座談会(延べ9社、約25名)
- 第1回:4社(各社3名)/金融2社、通信、人材会社
- 第2回:5社(各社1〜3名)/IT、金融、広告代理店、AIサービス開発企業、人材会社
【レポートの内容(目次より抜粋)】
- 採用・人事業務におけるAIの導入状況
- 導入による効果
- 法令等への対応
- その他話題に上がった点
【レポート策定メンバー】
本レポートは、座談会にご参加いただいたAIGA会員企業のご協力のもと、AIGA事務局によって取りまとめられました。本レポートの策定にあたり、ご協力いただいた皆様に厚く御礼申し上げます。
・リサーチフェロー 野中瑛里子
・リサーチフェロー 宮原瑞穂
・事務局員 白川太郎
・事務局次長 森開汰
・事務局長 佐久間弘明
【今後の活動予定】
AIGAでは、Frontier Topicsを通じて今後もホットトピックに関する情報収集・検討を継続してまいります。「AI in HR」についても、ヒアリング対象企業の拡大、関連法令・ガイドライン改正に伴う影響の発信、経年変化の観察などの検討を行って参ります。
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