1. 開催日時
2026年6月2日(火)14:00~15:00(オンライン)
2. 出席者
AIGist-SWG委員
AIGistプロジェクトでは、企業におけるAIガバナンス体制の構築と、それを担うAIガバナンス専門人材(AIGist)の確保・育成に関する先進的な知見の調査および共有知化を進めています。
2026年6月2日、その一環としてAIGist-SWG 第1回検討会を開催しました。本会議では、SWGヘッドの稲田垂穂(一般社団法人AIガバナンス協会)から、日本においてAIGistが不足している状況が報告され、今後のAIGist-SWGにおける活動方針について議論を行いました。
1. 活動の目的
AIGist-SWGの第一のミッションは、AIガバナンス専門人材(AIGist)の絶対数を拡大することです。企業が自社で専門人材を育成するプロセスを支援し、若手からベテランまでがキャリアパスを描ける「持続的なエコシステム」の構築を目指します。

特に、単なる運用の担い手確保に留まらず、「ガバナンスシステムの更新」をリードできる人材を育成するため、実務に必要なスキルセットの定義や、専門職としての市場価値の向上に取り組みます。そのため、具体的な業務とそれに必要なスキルを調査・整理し、キャリアの安定性や市場価値の高い専門職としての魅力の発信等を行います。
2. 現状の課題と議論の視点
本検討会に先行して公表した「AIガバナンス専門人材(AIGist)の職能確立に向けて――1次レポート:現状分析と論点整理――」及び学生インタビュー等の結果を踏まえ、以下の課題を共有しました。
- 「負のスパイラル」の課題:AI事業を進める上でガバナンス人材が不足し、保守的になってしまう
- 認知度の低さ:AIガバナンスという職業・業務自体の認知が低いこと。
- 学部との親和性:特定の学問領域との親和性は高いものの、多方面への訴求が必要であること。
- キャリアの不透明性:評価基準や市場価値が定まりきっておらず、キャリア形成のイメージがつきにくいこと。
今後、AIGist-SWGではこれらの課題を解消するため、AIガバナンス業務の言語化や必要なスキルセットの整理、採用戦略の検討など、柔軟に議論を重ねていく方針です。
